働き甲斐、とは何か?

「働き甲斐のある仕事」とは、何でしょうか?
そのことを教えてくれる、素晴らしい寓話があります。

それは、「二人の石切り職人」という、心に染み入る、寓話です。

 

旅人が、ある町を通りかかりました。

 

その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、二人の石切り職人が働いていました。

 

その仕事に興味を持った旅人は、一人の石切り職人に聞きました。

 

「あなたは、何をしているのですか?」

 

その問いに対して、石切り職人は、不愉快そうな表情を浮かべ、

ぶっきらぼうに答えました。

 

「この忌々しい石を切るために、悪戦苦闘をしているのさ。」

 

そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に同じことを聞きました。

すると、その石切り職人は、表情を輝かせ、生き生きとした声で、こう答えたのです。

 

「ええ、いま、私は、多くの人々の心の安らぎの場となる、素晴らしい教会を造っているのです。」

 

この寓話から、私たちは何を学ぶできなのでしょうか?

実は、この寓話の最後には、次の言葉が、続くのです。

 

どのような仕事をしているのか。

それが、我々の「働き甲斐」を定めるのではありません。

 

その仕事の彼方に、何を見つめているか。

それが、我々の「働き甲斐」を定めるのです。

 

たしかに、そうだと思うのです。

一人の人間が、日々の仕事において、「働き甲斐」を感じられるのは、

その仕事の彼方に、素晴らしい何かを見つめているからでしょう。

 

では、その「仕事の彼方」とは、何でしょうか?

 

それは、その仕事を通じて成し遂げようとしている「志」に他なりません。

 

私は、この仕事を通じて、人間として成長し、何を成し遂げようとしているのか。

私は、この仕事を通じて、人間として成熟し、いかなる社会貢献をしようとしているのか。

 

その「志」を胸に抱き、目の前の仕事に正対するとき、それは、「働き甲斐のある仕事」へ

と、変わるのです。

~圧倒的短納期 | 図面のいらないプラスチック特注加工の専門会社  名西株式会社~

サブコンテンツ